ひげ写真館 広報室

   〜ひげを愛する人のための 別館〜
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「ひげ写真館 第2広報室」開設のお知らせ
 日頃ひげ写真館ならびに広報室をご覧頂き、ありがとうございます。
先だっては春以降の計画として東北行きをお伝えしましたが、本日新たに、その東北応援を中心とした情報発信の場、ひげ写真館「第2広報室」の開設をお知らせいたします。また、今後も当広報室は過去の投稿閲覧の場として残す事を、併せてお知らせいたします。


第2広報室は「Tumblr(タンブラー)」というサービスを利用しております。
いつ頃からか、こちらのJUGEMが記事の中に強制的に広告を入れてくるようになったため、広告の入らないサービスとして選びました。
本来はこういった文字よりも写真を中心とした投稿を得意とするブログシステムですが、更新自体の手軽さが強み。
そして僕自身、始めてから半月にして既にその魅力を実感しつつある「Facebook」との連携に優れているのも利点の一つです。
本来ならば一本化させたい所ですが、記事やコメントの移行は技術的な問題と時間的制約とが大きいため、こちらも残しつつ、新たな場を「第2」として併存させることとしました。

東北に渡った後、これまでテレビでしか知りようの無かった現地の様子を自分自身の目で見て、そこから感じたことを今後は第2広報室から発信してゆくつもりです。
どうぞよろしくお願いします。





『住所不定無職』
かねてお知らせしていました通り、退職の日まで、残すところあと1ヶ月となりました。
今日は、決まり次第報告すると言っておきながら、未だ多くの友人達にも知らせずにいます、春以降の進路について。

退職後の僕は、タイトルの通りです。
まさか再びこの肩書きを選ぼうとは、一体誰が予想したでしょう。
この不器用さ、回り道ばかりの人生。
(こんなだからいつまで経っても彼女ができません…おっと(笑))
しかし略せば住職とは、若干ありがたく感じてくるから不思議です。


退職と聞いた友人たちがアドバイスをくれました。
「せっかくならやはり旅に出るべきだ」「沖縄がいいぞ」「いや次は世界に」…などなど。
それも一つの選択肢なんでしょうね。きっと楽しいと思います。
5年振りの旅は、喜びと発見に満ちたものになるでしょう。
10年来の憧れの地、沖縄…ゆっくりとした時の流れに身を任せれば、もう一度自分らしさを取り戻せそうです。
世界中の美しい景色を写真に撮って回るなんてのも、いつか叶えたい夢の一つです。


それでも…やはり、今行きたい場所はただ一つ、東北。

二度にわたる旅でお世話になった人たちにお返しをする、ただそれだけの思いではありますが、5月中〜下旬頃、向こうへ渡ります。
昨年の春以降、ずっと心に決めていたことでした。
宮城県石巻市を中心に活動している、とあるNPOに加わり、最低でも半年、できれば一年はそこで活動するつもりです。(いずれ叶うならば岩手県釜石市にも。)

獣医とは関係のない団体ですし、お金のこと、住む場所のことなど、今の仕事を辞めて行くからにはそれなりのことを話さなくてはいけないのでしょうが、事後報告になってしまう前にとりあえず報告を、ということで本日はここまで。

詳細はまた後日改めて。

新年のご挨拶と退職のお知らせ
新年明けましておめでとうございます。

本日仕事始めです。
ここのところそうですが、誰も見てないの分かってて語り口調で書き続けるのっておかしなものですね。今日も独り言です。



神社
さて、新年早々重い話ですが、昨年は哀しみが日本中を覆い尽くした一年でした。
被災した人たちのことを思うとあまりに辛く、一時は心を閉ざし気味になり、ニュースに目を背むけた時期もありました。今も新春の主題(テーマ)にすることに迷いが生じたほどです。

しかし、これは縁起どうこう、あるいは辛い楽しいで考えて良い問題ではないし、年の始まりだからこそ改めて書こう、そう思い至った次第です。


最近、被災した人々の「今」を知る機会が徐々に少なくなっているように感じます。
能動的かつ積極的に情報を集めない限り、被災地の様子が見えずらくなってきている気がします。
それが復興の兆しならば良いのですが、実際にはそればかりではないと思うのです。
メディアの扱う問題も、多くは既に「原発・放射能」にスライドしています。
『がんばろう日本』という言葉も、「他人事にせずみんなで取り組むぞ」という良い意味だとは思うのですが、どうも被災地への焦点をぼやかしているようで、かえって一人一人の関心をそらしてしまっているのではないでしょうか。

かつて「被災地」に向けられていた関心の目は、今や放射能の恐怖におびえる「自分たち」へと向けられつつある気がします。
当然、自分自身の生活があり、守るべきものがある限り、それは致し方のないことです。
原発の是非や放射能の影響など、その一つ一つが重大なテーマなのも確かです。
援助や協力を最も必要とした時期も過ぎたかもしれません。
けれども、そのことが震災を過去のものにしてしまってはいけないと思うのです。
今も変わらず現在進行形の問題に直面し耐えている人たちの存在を“実感として”忘れがちである、ということを再確認し、息の長い取り組みの必要性を改めて考えたいものです。

…あの日誰もが衝撃を受け、そして抱いたはずの「何かしたい」という思い。
それなのに、何も出来ない自分に抱く無力感と、やがて何もしない自分に気づく焦り。
個人の力は微々たるものですが、現地では今もその一つ一つの思いを集結して、大きな活動が行われているはずです。
僕自身、今はまだ話せるほどの具体的な計画がある訳ではありませんが、あの日の記憶と思いを鈍化させず、今年は心に抱いた「何か」を具体化する年にしようと思っています。



…そして、私事ですがここで一つご報告。

今年の春、退職することにしました。

苫小牧で過ごした時間は4年間。
多くを学ばせてもらったとは言え、4年という歳月はあまりに短いものです。
この程度の知識、技術でよそへ行って何が出来るか、甚だ疑問であり、おこがましくもあります。
担当の患者さんを残して去る、ということに心苦しさも感じています。
けれども、ひとつの区切りとして、今年苫小牧を離れます。

また詳細が決まり次第、当広報室にてお知らせいたしますが、さしあたり、新年のご挨拶と共にご報告申し上げます。


今年こそ、笑顔で「良い一年だったね」と振り返られるような年になることを祈ります。
暮れのニュースが明るいものであることを願います。


追記 4月20日退職と決まりました。4月末日、苫小牧を去ります。
2011.12.31 大晦日
本日、仕事納めでした。
明日から3日間、正月休みに入ります。
全然大晦日だなんて気がせず、季節感を失ってしまったことに若干の戸惑いを覚えながらも、嬉しい三連休です。
そんなに休んだらボケちゃって社会復帰できないかもしれません(笑)


さて、一年の総括です。(3月の震災については、あえてここでは書きません。)

面白い一年でした。
3年ぶりにキャンプの楽しさも思い出しましたし、それまでは職場の忘年会くらいでしか行くことのなかった街にも、友人に連れられてよく出かけるようになりました。
おかげで出逢いの場も友人も増え、「夜の街」に顔が利くように…とは言いすぎですが、飲み屋のママにも気に入ってもらって、あこがれの『いらっしゃいませ。』『いつものを。』みたいなことも出来ました(笑)
まぁ夏頃から週末はキャンプの方が大事になってしまったので、ほとんど誘いを断ってしまいましたが…(ゴメン(苦笑))

そして、年の暮れになって、ブログ更新とホームページ作成の楽しさまで思い出しました。
先日の公開では、写真の選別から文章作成まで、一連の作業に久しぶりに夢中になり、若干寝不足気味になってしまった程。


また、仕事に関して。

残念ながら、これといって目立った成長はなかったはずです。
けれども、かつて駆け足で読みあさった資料を改めて読み直すことで、曖昧になっていた知識、記憶、技術の輪郭をはっきりさせることが出来たと思います。

早起きが大の苦手である僕が、3年振りにもう一度早起き生活に戻ったのも、何か一つ自信に繋がる出来事でした。
『3年目の浮気』じゃないですが、中だるみするこの3,4年目の時期にささやかながら一念発起できたことは、大事なものを得たような気持ちでいます。

少し違うのは、3年前(新米獣医の頃)は勉強するために早起きしていました。
今年は、勉強“しない”ために早起きをしたのです。
朝5時に起きてコーヒーを淹れ、そこから2時間近くただの読書をしたり、好きな音楽を聴いたりギターの練習をしたり(サイレントギターなのでアパートでも大丈夫)と、普段足りない余暇の時間を作り出すことで、「仕事に追われている」感覚を減らすことができ、逆に日中の仕事を充実させられました。
それに、自然と勉強に充てる時間が増えていったのも不思議なことです。

そして出勤を以前より30分早くして、7時には行くようにしました。
たった30分でも、朝は結構集中して資料を読むことができるので、記憶力の弱い部類に入る僕としても、知識の補充に役立ちました。
日々の小さな積み重ねの大切さを感じましたね。

また、意外なことにこれは、キャンプの恩恵なんです。
キャンプで読んだ本の中に「90分の早起き」を勧めるものがあり、その影響を受けたことがまず一つ。
もう一つは、たった一晩のキャンプでも、ものすごく心が楽になったこと。
余暇・遊びの時間があると、仕事や勉強だけをしている時よりもさらに一生懸命になれることを知ったのです。
それまでは、勉強せずに過ごした夜があると焦りを感じ、それがかえって余裕を失わせていた気がします。
きっとこれは誰でも知っている当たり前のことだったんでしょうけど、ホント器用じゃない僕は、30歳にして“ようやく”そのことに気づきました。

ま、早起き同様寒さが大の苦手な僕ですから、今ではもう温かい布団から抜け出すだけで精一杯ですが(苦笑)
それでも以前より少しでも早く職場に着くことだけはナントカ頑張れているので、それだけでも続けたいものです。


来年は、早々に重大発表がありますが、ひとまず今年はこれにて。
皆様、よいお年をお迎えください。
クリスマスと映画
ひげ写真館広報室、3年ぶり、突然の更新は今宵、クリスマスイブの夜です。

男の僕にとっても、大好きな季節です。
無条件に好きなんですね、クリスマスが。
子どもの頃は翌朝枕元に見つけるプレゼントが一番の楽しみでしたが、今でもクリスマスという特別な雰囲気の中過ごすのは大きな楽しみです。
各家庭の窓に見える小さな飾り付けも、ふっと優しい気持ちにしてくれます。
独り身の僕が言っても強がりに聞こえちゃうかもしれませんが、クリスマスの街全体の賑やかさ、道行く人々の笑顔が好きです。
手を繋ぎ、楽しそうに歩く恋人達の姿に嫉妬したりもしません(笑)
どういうわけだか本当に好きなんですね。

もちろん、できることならやっぱり恋人と過ごすクリスマスが一番素敵だな、とは思いますが、苫小牧に来てからはそういうことに縁遠くなり、毎年職場の先輩や友人に誘われて街や近所の焼き鳥屋に飲みに出たりするのがクリスマスの恒例行事でした。
そしていよいよ今年はどこにも出かけないことにしたので、明日は休みでもあるし、と自宅で映画を観て過ごすことに決めたという訳です。

そんな映画の話ですが、近所にGEOもTSUTAYAもあるという恵まれた環境のため、週末仕事帰りに1,2本借りてきてビールを飲みながら観る、というスタイルが一年前から始まりました。
以前は映画どころかテレビすらほとんど観ない生活でしたし、邦画洋画問わず俳優もたいして知らず、レンタルショップでの借り方すら知りませんでした。
(『お客様、次回からケースは残してきて下さい。』と言われて苦笑い…。)
借りる映画も有名無名問わず(知らず、と言った方が正確かな?)、直感で借りるだけなので、駄作に遭遇する率もかなりのもの。
けれども最近になってレコーダーを購入し、ようやくBSの映画を撮り溜めておけるようにもなったので、ますます映画をみる機会は増えました。

今夜見たのは、少し前に録画しておいた「Noel(ノエル)」という映画。
舞台はクリスマスのニューヨーク、孤独や悩みを抱え生きる複数の男女がどこかで掛け違えてしまった人生のボタンを、不思議な出来事がそっと掛け直してゆくといったストーリー。
ハッピーエンドです。
大げさなテーマではなく、特別な仕掛けも展開もないため「すごくいい映画」という訳ではなく、深い感動もある訳ではありませんが、素直な気持ちで観ることができました。
今日の夜に相応しい、優しい映画でした。
クリスマスに映画っていいものですね。


…ただ、というのも実は、僕自身、今日は後悔と申し訳なさの中過ごした一日でもありました。
とある一つの命を救うことができなかったのです。

「今夜、その家族はどんな思いで過ごすのだろう、その子のいない明日をどう過ごすのだろう…。」
何度経験しても辛いこの思いに今日もまた押し潰されかけ、沈んだままだった僕の心を、この映画は一時解放して、優しく包んでくれるようでした。

『先生に診てもらえて良かった…。』
そう言ってもらえて、まだ僕の気持ちは救われました。
でも、だからこそ、一層の申し訳なさが募ります。
もし今夜一つだけ願いが叶うならば、ひとつ欠けた家族の顔を思いながらクリスマスを過ごすその一家に、たとえわずかでも笑顔になれる瞬間が訪れて欲しい…そう思います。


それではまた。メリークリスマス。

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